CD NEWS 1996年5月5日

Mizunokuni mako-rin's CD NEWS

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更新日 2007-11-15 | 作成日 2007-09-20

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1996年5月5日号

それまで新聞掲載がインターネットに移動

・今思えばとてもシンプルなウエブだった。当時のウェブそのものがシンプルだったので特に違和感がなく、第1回目のCD NEWSは世に出た。

 すでに第1回の時から<反省>のコラムがある。

<1996年5月5日の反省>
 いやー、こりゃ大変ですわ。ホームページの作者の皆さんの苦労がよーくわかりました。字ばっかりの地味なページだし退屈だったでしょう。あいや、しばらく待たれい! 
 会社のO.K.が取れたら(さらに写真の取り込み方をちょっくら勉強して)いつでも写真入れますから。


やっぱり第一弾は……

当然の帰結か

「ナイアガラ・カレンダー」大滝詠一

 インターネット版CD NEWSの記念すべき第1弾は、やっぱりぼくの大好きな「大滝"早くニューアルバム出してよ"詠一」のアルバムからいきましょう。このアルバムのオリジナルは1981年アナログで日本コロムビアから発売されました。ナイアガラ冬の時代でして、購入したファンは私をふくめても少ないものでした。それがこのように再発売されることは実に幸せなことです。ナイアガラファンの多くは心が広く「悔しい」という気持ちより、「ゲッ、また新しいミックス違いものが出おったか」「おお、これは初CD化ではないか」といちいち叫びながらレコード店に走るのでございます。そして彼らのオーディオラックにはしっかりとアナログ版、CD版、エレック盤、日本コロムビア盤、ソニーレコード盤が並んでいるのです(これを「ナイアガラ症候群」といいます)。ただし、このカレンダーは、アナログ盤の「福生45スタジオ」でのリミックスものと違って決定版として笛吹銅次(大滝の変名)がミックスし直したもので、音はさらに突き抜けていて良好なものになっています。なかでもお勧めは「青空のように」です。青空の澄んだこの時期ピッタリの曲です。(ソニーレコード、1500円)

「故宮」S.E.N.S.

ぼくが大好きなシンセサイザー楽曲の最新CDがこの「S.E.N.S.(センス)」の手になる「故宮」。残念ながらぼくは忙しくてオンエアを見られませんでした(だれかビデオにとりましたか?)が、4月のNHKスペシャルで放映され、彼らが音楽を担当しました。深浦昭彦と勝木ゆかりの二人のユニットが S.E.N.S.でして、テレビ番組のテーマ音楽などをよく担当しています。日本国内の皆さんにとって聞き覚えがあるのはフジテレビ系ドラマ「あすなろ白書」(1993年)の音楽でしょう。94年にはインストルメンタル部門で日本ゴールドディスク大賞を受賞。この「故宮」は96年1年間シリーズで放映されますので、一度聞いて気に入ったらレコード店に走ってください。ちなみに次の放映予定は5月12日で「百家争鳴 乱世に競う」のタイトルが付いています。毎月1回放映。アジアのフレーバーがするS.E.N.S.のセンスの良さには脱帽ものです。雄大な中国のようすが音楽からも伝わってきます。(ファンハウス、1000円)


「とまどわずふり向かず」LAZY KNACK

さて、今回は大滝名人の紹介にスペースを割きすぎたせいで、3枚のCD紹介にしておきます。どの程度のボリュームが最適なのか、ちょっとまだ電子世界じゃ新米なのでわかりません。こういう時には少なめのほうが良いのでしょうか。最後の1枚は、アクセスの浅倉大介君プロデュースのこの1枚LK こと「LAZY KNACK」のニューシングル「とまどわずふり向かず」。メンバーの香月優奈と清水聡というなんとまだ16歳のツインボーカルユニットですが、原宿のホコ天では女子高校生の人気ものだったというからすごいものです。ファーストアルバムはオリジナル・コンフィデンスの初登場チャート16位でスタートするなど注目株。このシングルは3枚目。ギターで葛城哲哉が参加するなど話題性も十分。音は浅倉君にとってTMNの小室哲哉が師匠格だっただけに実にしっかりしたもので小室並みに売れるポイントを押さえているよう。TMN好きにはたまらない魅力があります。(ファンハウス、1000円)

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