1996年12月15日号
すごいねえ、3333人。でも33333人の時気付かずに通り過ぎていた。
・年末は毎年忘れずにやってくるけれど確かに大変。
漢字Talk って知っている人、手を挙げて。
<1996年11月03日号の反省> <3333人アクセス記念プレゼント>「"chotto"いいプレゼント」が当たる「3333人アクセス記念プレゼント」の要項は11月24日号の<反省>を見てね。応募方法は、電子メール(時々口頭で伝える人がいますが勘弁して)で表題部分に「Present Hoshii」と書き、本文1行目に「3333人アクセス+クリスマス記念プレゼント希望」、住所、氏名、年齢、電話番号を明記。応募締め切り日をまたまた(おいおい)延長し12月24日午後11時59分とします。抽選する楽しみが大事なのでこのさいもう一回だけ(これで本当に最後)延長しました。クリスマスプレゼントと兼ねてしまうのです。お待ちしております▽年末っていつも思うけれどワッと忙しくなります。あっという間に赤白うたがっせんになってしまいます▽先日ちょっといろんなもの入れすぎて、おかしくなっていたCentris君が完治しまして(システム全部入れ替えて、とどめに漢字Talk7.5.3にアップしてあげたらこれがご機嫌がひどくよい。よーしついでに漢字Talk7.5.5にアップしてやろうっと)気持ちよくインターネットをやっております。
<今週の格言> あと10日 サンタも準備OK クリスマス
LAKE RIDERSって知っている?
なんだかなつかしいなあ。中川敬の親父さんもとってもなつかしい
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「Bizarre Music For You」MOONRIDERS
20周年を迎えてしまったMOONRIDERSのおっさんたち、おめでとうございます。この「水の国」の前誌名「LAKE RIDERS 」(現在はチーム名)は、今から思えばこの「月乗り人々」からきているような気がするのです(はっきりいってちゃんとした由来を忘れてしまった、すまぬのう。m(__)m )。僕らは「水乗り人々」ございますだ。20年も現役でやっているバンドなんざあ、日本ではそういません。あとはワイルド・ワンズくらいでしょうか? これからもこの意気で頑張っていただきたい。さて、曲。実におっさんパワー全開、という感じ。ロックにゃ歳は関係ありません。彼等らが音に取り組み始めた途端、20年前のロック好きな青年たちに変身(by 仮面ライダー。あっ、これもライダーが付くわ)するのでしょうね。悪っぽい歌詞とか、もうどうしようもなく良い歳の取り方をしているんですね。そのあたりがわかっていただけるアルバムに仕上がっています。すでにシングルで先行発売している「ニットキャップマン」(ファンハウス、1000円)はゲストヴォーカルに矢野"あっこちゃん"顕子、作詞に糸井"ガチョウ"重里といった同窓会のような雰囲気。常田富士男さんもこの詞に特別出演していらっしゃいまして、日本昔ばなしファンにはうれしいのですが、実はしみじみとしたストーリーが語られているんですね。ホームレスの人々への共感をおぼえます。クレジットを見るとこのほかにも高橋幸宏、細野晴臣、野宮"baby baby"真貴といった名前がならんでいて古き良き友よ(by かまやつひろし)というもう一つの側面も発見するきょうこの頃です。(ファンハウス、 FHCF-2344、3000円)
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「エレクトロ・アジール・バップ」SOUL FLOWER UNION
SOUL FLOWER UNIONの中川敬の父を知っています。この時代、貴重な一直線で声の大きい(本当に大きい。笑っているだけで半径100メートルは聞こえます)ジャーナリストでした。ナンドシゴトガチュウダンサセラレタコトカ、トホホ。その息子もまた声も大きそうだし、迫力は父親譲りであります。阪神大震災以降、 SOUL FLOWER UNIONのメンバーは時折、神戸を訪れ電気を使わずにコンサート活動を続けていました。ボランティアでかけつけたミュージシャンの中では熱心なグループの一つでした。この年末、彼等は2年振りのサードアルバムを出しました。東アジアをロックをしながら回るといった"国境"を超えた電子盆唄、といった趣きです。どうやらこうしたボランティア活動が彼等の音楽に目に見えな幅を持たせたようです。河内音頭がテクノポップにのって民謡歌手が唄っているようななんだかすごいパワーがあって、風邪ひいている時に聴くと一発で直りそうな(効き目があるかは責任がもてませんが)ノリとアナーキーさがほどよくミックスされているお薦め品。特に「エエジャナイカ(NEVER MIND)」はきっと来年夏の盆踊りで流行るぞ。(Ki/oonソニー、KSC2164、2800円)
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「fall in love forever〜AKIKO meets RICHAED CARPENTER」小林明子
ここしばらくテレビドラマ「未成年」の主題歌に「青春の輝き」「トップ・オブ・ザ・ワールド」が使われて、再評価されているCARPENTERS。カレンの突然の死に多くのファンは驚き、大変残念がらせましたが、こうして再び見直されきっと草葉のかげから喜んでいることでしょう。兄貴のリチャード(RICHAED CARPENTER)が、小林のヴォーカルを聴いてカレンにそっくりな声と曲調が気に入りプロデュースを引き受け1988年にリリースしたL.A.制作のアルバムが「City of Angels」。小林の初期の作品「恋におちて-Fall in Love-」を聴けばCARPENTERSサウンドの影響濃厚が一"聴"瞭然ですからね。リチャードはなかなか他の人のプロデュースはしない人なので、たぶんこのアルバムは貴重なものとなりそうです。で、昨今のカーペンターズブームという追い風を受けレコード会社は見逃さなかったのです。この「City of Angels」から5曲をピックアップし、小林のバラード初期時代の曲7曲を合わせてこの「fall in love forever〜AKIKO meets RICHAED CARPENTER」を作りました。もう一つの「カーペンターズ」としてポップスのスタンダード好きな人なら必聴盤となるでしょう。現在、小林明子はロンドンで音楽活動をしているそうです。また僕らの前にあらわれてほしいですねえ。クリスマスの夜に恋人としみじみ聴くのにふさわしいCDです。(ファンハウス、FHCF-2348、3000円)