1996年7月14日号
杏里がいよいよ登場
・息の長いアーティストの活躍はたのもしい。
格言が時々めちゃくちゃになっている(笑)。
<1996年7月14日の反省>アツイ、アツイ本当に暑い毎日が続きます。もう暑中お見舞い申し上げたいほど。いやーい忙しい忙しい。来週は町内会の役で子どもたちのキャンプいかなければ、無事次週発行できるか乞うご期待。
<今週の格言>暑ければ泳いでみようやせがえる負けるなmako-rinここにあり(長い!)
杏里が登場……
マンネリも続ければ偉大
・
「Angel Whisper」杏里
今月29日に発売予定の杏里のニューアルバムは22枚目。オリジナル・アルバムとしてはなんと3年ぶり、ファンにとってはようやく、という感じですね。天使のささやき、という名前のこのアルバムは、杏里の声を思いっきり楽しめます。杏里は夏のイメージがピッタリで、青い雲、水平線に溶け込む海なんていう感じは彼女のおはこでございます。しっかりそんなイメージを3曲目の「あの夏にもどりたい」で具現化。ジャケットカバー(特に裏ジャケットカバー)は、泳ぎに行きたい気分にさせるにはもってこい。泳ぎに行きたい人は、彼氏や彼女あるいはパパママなどの前にこのCDを置いておけば成功率はぐっと高まるはず。テレビ朝日系アトランタオリンピック(今年は5輪の年なのですね)番組にテーマ曲にもなっているので、そろそろテレビのスピーカーから茶の間に飛び込んでいきそう。曲調はほとんど、これまでの杏里と変わっていない。でもファンの期待に応え、それを裏切らない杏里サウンドは偉大なるマンネリズム(マンネリは決して悪いものじゃない。定番と言い直したほうがよいかな)といえます。(フォーライフ、3000円)
・
「TALISMAN」Theatre Brook
Theatre Brookの初めてのフルアルバム。シングル「ドレッドライダー」(epicソニー、1000円)は5月に先行発売。1986年結成のこのバンドの正式メジャーデビューは1995年というから結構マイペースできていることがわかります。満を持してファーストアルバムに取り組んだことは48ページに及ぶブックレットを付録にしたことからも分かりそうです(初回限定)。タイトルの「TALISMAN」とはお守りや護符のことで、彼等にとってこのアルバムが最初のお守りとなるのか暗示的です。トータル15曲以外に、どうやらもう1曲ゴーストトラックがアルバムの中にはありそうで、こうした部分にも遊び心があって楽しいですね。代表曲「ありったけの愛」のライブ(渋谷クラブクアトロ)バージョンなど、のりのよいファンキーな音はライブ部分で最高潮を迎えています。(epicソニー、2800円)
・
「TALISMAN」Theatre Brook
「きた!究極のハード&グルーヴ」をキャッチ・フレーズにしたROLLDAYSの5枚目のシングル。ICHIDA(Vocal),GENTA (Guitar) ,JUNYA(Bass),HIRO(Drums),TOMO(Keyboards)といった5人組みによるスピード感あふれるダンサブルな曲が聞く人をひきつけそう。とにかくひっぱり続けてくれます。7月22日発売のこのシングルには2枚目のシングル「PLASTIC SUMMER」(1995年8月)のcyber groove mixも収録。コムロやTMNフォロワーにちょっと飽きてきた人には新たな刺激となりそうな1枚。(徳間ジャパンコミュニケーションズ、1000円)