CD NEWS 1997年11月30日

Mizunokuni mako-rin's CD NEWS

WE NEED GOOD SOUND!

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更新日 2007-11-15 | 作成日 2007-09-20

1996年12月01日号

水の国に白いものが降る。

・ネスケの2.02 ってわりと好きでした。

 雪の降る日はパソコンの熱風がちょうどいいくらい。

<1996年12月01日号の反省>「水の国」は今、真っ白に積もっています。今シーズン初の雪です。寒いです。皆さんのところはいかがですか。寒くなると、パソコンにどういう影響がでるのでしょうか。ちょっと心配です。こたつの上で天板を一台で占領しているパソコンは、こたつに電気を入れるとご機嫌斜めになります。文字通り、ディスプレイがゆがんできて斜めになるからおそろしいものです。どうしたらいいでしょうか、目下悩んでおります。こたつを入れている最中はパソコンを触れないのです。どうもこたつの中のファンが悪さしているようなのですが▼<注意>フレーム対応版「CD NEWS」は、Netscape Navigator 2.02以上なら絶対大丈夫です。フレーム版に入ってからブラウザの「戻る」スイッチをクリックすると、しばらく青色の壁紙が表示されて、一瞬フリーズを起こしたように見えますが、すぐに元通り「水の国」ロゴが表示されます。大丈夫ですから慌ててメールを送らないでください、特に、彦根の若林さん、よろしいでしょうか、返事がないので今週もまた書きました▼<3333人アクセス記念プレゼント>「"chotto"いいプレゼント」が当たる「3333人アクセス記念プレゼント」は先週11月24日号の<反省>を見てね。応募方法は、電子メールで表題は「Present Hoshii」と書き、本文1行目に「3333人アクセス記念プレゼント希望」と書いて、住所、氏名、年齢、電話番号を明記してください。簡単なCD NEWSや「水の国」の感想を記入くださるとちょっとうれしいかな。応募締め切りは12月7日午後11時59分です。当選は一人だけです。お待ちしております。



<今週の格言> CDの ピック止めて 雪を見る

植草甚一さんってなつかしいな。

よくエッセイを読んでいました。全集も持っていました

コラージュがおもしろかったなあ。

「スートラ〜教典(SUTRAS)」DONOVAN

 ええ〜、「CD NEWS」は日本の音楽CDの紹介サイトじゃなかったの?、とたずねられそうだけど、そんなこと誰が決めたっけ。基本的にはそうなんですが、こうして、時々原則を逸脱いたしまして「洋モノ」も紹介してしまうのです。まあ、僕が気に入ったものはジャンルを問わない、という方針ですので、そこんとこ、よろしく(誰にことわってんだか?)。で、ドノヴァンなんですぜ。ベストものと思うでしょう。チッ、チッ、チッ、なんと新譜ものなんですわ。びっくらして、そんでもって、前述のごとく原則は横に置いといてkao_oitoite.gif、取り上げたわけです。ようやく分かってくださった。1946年5月スコットランド・グラスゴーの生まれ。1960年代に、サイケデリック〜フラワー・ムーブメント(念のため地域の花づくり運動とは違います)・シーンに対して、アンチ・ドラッグ、ナチュラルハイ(なんだか往年の月刊「宝島」植草甚一を思い出してしまいますな)の姿勢でのぞみ、多くのミュージシャンらに影響を与えた『伝説の』人物なのです。このアルバムは古手のアーティストの起こしがちな時代に擦りよる勘違いは一切なく、ドノヴァンはドノヴァンのままである点がきっと多くの彼のファンを安心させると共に喜ばせることでしょう。ギター一本のアコースティックの権化のようなシンプルさですが、きっと聴けば聴くほど味わいの出る遅延性の効果を秘めた作品だと思います。タイトルの示すようにインド、中国、アイリッシュなどの古くから書物で伝わる内容を詩にしています。日本盤はファンハウスからリリースする縁で王様が対訳(実に王様らしい)しているのもおもしろい。(ファンハウス、FHCA-1001、2500円)

「そうだよ」DREAMS COME TRUE

 DREAMS COME TRUEのニューシングル「そうだよ」。これは中村正人のサウンドの魅力もさることながら、ヴォーカルの吉田美和の新しい方向性、魅力がいっぱいつまった歌だと思います。実に自由に、その歌声の奔放さがすべてを開放してくれるよう。失恋の歌なのにいつの間にか、元気が出てきて(ほんとうは、女の子のせつない気持ちが見事に込められていて、元気どころじゃないのですが)「ふっきれてしまう」という表現が実にしっくりくる楽曲に仕上がっています。なんだかまたドリカムは新しい境地に入ったようです。カップリング曲はどこか妖艶な雰囲気ただよう吉田のヴォーカルが楽しめる「誘惑」。うーむ、これまた新しい世界に踏み込んでいくようで、次回のアルバムに期待できます。ところでこのシングルもCD EXTRAになっているのですが、それは次の「CD NEWS」で内容紹介いたしましょう。しばらく待ってちょうだい。(Epicソニー、ESCB-1750、1000円)


「キー・ホーアル・クリスマス」ケオラ・ビーマーほか

 ハワイのクリスマスには欠かせないキー・ホーアル(スラック・キー)のギター名手によるアルバム。常夏のくに、ハワイとクリスマスってなんかイメージが結びつかないのですが、あるのです、「クリスマス」が、ちゃんと。クック船長が初めて訪れた1778年以降から、ヨーロッパ文明の訪れと共に伝統のポリネシア文化と結び付いて、ハワイ語では「カリキマカ(KALIKIMAKA)」と呼ばれ発展していったようです。マウナ・ケアの頂きにも白いものが積もるのですから、きっと探せばサンタもいるはずです。このアルバムは「Dancing Cat Records」から元は出ているもの。猫がフラダンスしているレーベルがとても可愛いので一度ホームページをのぞいてみてください。伝統的なハワイのクリスマスソングや耳慣れた「Winter Wonderland」(バーニー・アイザック=故人=のアコースティック・ギターと、ジョージ・クオのスラックキー)や「Silent Night」(レッドワード・カアパナ)など13曲は、どれを聴いても心温まるし、のんびりした時間の流れが実に気持ちがよいのです。こんな音楽を聴きながら過ごすX'masも素敵じゃないでしょうか。(ファンハウス、FHCH-1004、2400円)

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