CD NEWS 1997年06月01日

Mizunokuni mako-rin's CD NEWS

WE NEED GOOD SOUND!

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更新日 2007-11-15 | 作成日 2007-09-20

1997年06月01日号

Go, Go, Go & Goes On!

「君が踊り、僕が歌う時、新しい時代の夜が生まれる。太陽の代わりに音楽を、青空の代わりに夢を、 新しい時代の夜をリードする、オールナイトニッポン」♪

<1997年06月01日の 反省>5月30日オン・ジ・エアーのテレビ朝日・朝日放送系TV番組「驚きもものき20世紀」での「伝説のDJ糸居五郎の孤独」泣けましたね。日本のDJの草分けで長くオールナイトニッポンを担当され、あの抜群の歯切れの良い口調とセンスの良い選曲で、多くの音楽ファンを目覚めさせてくれたミスターDJ糸居五郎さんの隠された話でした。
これだけFM放送が普及して音質の良い状態でリスナーに届けられる状態になっているのに、残念ながら、糸居さんのように、センスあふれる選曲で、リスナーをぐいぐい引っ張っていってくれる番組がないのをとても残念に思います。せっかくのFM放送、ぐちゃぐちゃしたおしゃべりはもったいない。電波の無駄遣い。もっと素敵な曲をいっぱいかけてください、と放送人にお願いをしたいと思います。
 12月28日の命日は「ディスクジョッキーの日」。

<今週の格言>むつき来て マムシ見つけて 戦うミルク  
ナイアガラ 6月になったぜ そろそろか(mako-rin詠める)


グルグルの王様……

いじわるばあさんも懐かしいねえ

「情熱」TUBE

 この夏場に近づく季節となりますと、必ず出てくるものがあります。水虫!?、違うっちゅうのに。これはCD NEWSやっ、ちゅうのに。(気を取り直して)ほらほら夏場に活躍する人々のことですわ。昔なら、ベンチャーズとかビーチボーイズといった海の向こうの方々でしたねえ。彼ら、この季節に日本にきて外貨稼ぐだけ稼いで帰国するといったパターンでしたねえ。たぶん「♪後の半年寝て暮〜らす」という丹波篠山方式をきっとどこかの盆踊りで知ったに違いありません。ところが、これを見習って「国内バンドも夏場だけ働らいちゃうもんね」とワイルド・ワンズをはじめ、活動時期を夏場に限定したバンドが出てきたのです。ちなみにビール会社の夏場限定商品もこれを見習ったに違いない、と僕は推測しております。TUBEも、そんなパターンになってもう数年がたちます。
 で、このテーマ曲「情熱」はちょっとラテン風が随所に入っていましてやっぱ夏を意識したますなあ。ヴォーカル・前田亘輝の前田節も健在で、実にTUBEらしい曲となっています。これなら半年のブランクもぶっ飛ばすインパクトが十分あります。カップリングの「Born in Japan」は、めちゃくちゃな歌詞で知られるサザンオールスターズの桑田くんをかなり意識してます。曲も似ている。さらになんだか知りませんが、郷ひろみがちょっとサビ部分に入っています。「Japan」と入るとどうしてもそう聞こえてしまうのですわ。(Sony Records、SRDL-4356、1020円)

「恋人じゃない」PALMS

斎藤誠とNANAによる新しいユニット名が「PALMS」。なかなかの異色コンビながら、決まっています。というのもこの曲「恋人じゃない」が、なかなかよいのですよ、そこのあなた。ジャケット写真が見事に変なのでなにしろ、斎藤クンは宇宙服みたいなのを着こなしておりまして、こんな人が町を歩いていたら注目度抜群、でも一緒に歩きたくない。そんな雰囲気なのです。音がなかなか弾けておりまして、恋人じゃない男女の関係という実に微妙な関係を、いとも簡単にひょうひょうと歌にしておりまして、これがおもしろい。ところで、こういう関係ってなんでしょうね、よくいう友達以上恋人以下の間柄? でもわが人生に振り返って考えてみると、こういう関係が実に多かった。なに? 相手にしてもらえなかっただけですと。ふーむ、そうともいうか。ちょっと微妙な感じを突き抜けた明るさで歌っているのがよい。でも、この微妙な関係っていつ均衡が破れて恋人以上の関係に突入するかもしれなくて楽しいじゃない? (EPIC SONY 、ESDBー3759、1020円)

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「Laugter in the rain」MONDO GROSSO

 たまにゃ、渋めのところも紹介いたしましょう。ニール・セダカが歌い、1975年にR&Bチャートで1位を記録した「Laugter in the rain」のカバー曲をマキシーシングルで出したのが、最近、解散状態となっていたMONDO GROSSO。サックスの中村雅人、大塚英仁、ラッパーのB-BANDJが1996年4月に脱退して、大沢伸一1人だけが 残ってMONDO GROSSOとして活躍していました。主に、プロデュース中心での活動でしたが、この間、UAの「リズム」、荻野目洋子の「LOOK UP TO THE SKY」、CHARAの「JR.SWEET」などに顔を出していました。URBAN R&Bとでもいうべき、新生MONDO GROSSO=大沢による名曲の復活再生をじっくり楽しんでほしいと思います。彼の手がけてきた、ブラジル音楽、ジャズ、ファンク、ヒップホップ、R&Bのすべての要素が楽しめるはず。ヴォーカルは、Native Sol。 (FUNHOUSE 、FLCFー3683、1325円)

「情熱」TUBE
「恋人じゃない」PALMS
「Laugter in the rain」MONDO GROSSO



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