CD NEWS 1997年5月18日

Mizunokuni mako-rin's CD NEWS

WE NEED GOOD SOUND!

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更新日 2007-11-15 | 作成日 2007-09-20

1997年05月18日号

PB520cのあまりの重さに泣くmako-rin

・でも、このカバン丈夫で、その後10年経っても丈夫でした(笑)。

<1996年5月19日の反省>
 某Mac屋さんで、購入したバッグを520C(540C)を包みこんでくれましたが、ちょっと心配。このシリーズのMacって丈夫に作りすぎていて、実に重いのでございます。ある日、スパッとバッグのヒモが切れるかもしれないじゃないですか。抱えて歩いたりして、なんのためのヒモじゃ。心配心配▽21日ごろに九州に出張する予定ですが、博多、熊本付近でおもしろいものは何でしょうか? 九州の“秋葉原”“日本橋”に相当するところってあるのでしょうか。あるいはデジタルものでそのようなおもしろいところご存じなかた教えてください。……と今週も先週と同じ呼びかけをしておきます。

<今週の格言>さみだれを 集めて涼しい 降らぬと暑い5月も半ば(めっちゃ字あまり)  
ナイアガラ 中古市場で アップに大滝泣く(mako-rin も泣く泣く詠める)


早口のヴォーカルが流行る時代だったんですね、この時期…

草なぎ君の「なぎ」の字って書けます?……

「我が素晴しき東京Life」SPEAK

 なんで最近の女性ヴォーカルは川本真琴をはじめ、こんなに早口なんだろうと、思いながらSPEAKの、このシングルを聞く。千井塔子(guitor,vocal)と山田直子(base,vocal)との愛知県、神奈川出身の女性二人が結成したバンド。話すように普段しゃべっっている言葉で伝えたい、とのいまどき極めてまじめな思いから付けたバンド名(うれしいねえ。ちょっとそこのシャ乱Qは反省するように)とか。昨年11月に出した「下りの無い坂道」からだいぶ雰囲気が変わりましたね。SPEAKの歌は本当に早口で、一度聞いても正直、分からなかった。アゼンとしてしまった、と告白すべきであります。ううう、ヒアリングの勉強になるな、と思いながらもう一度歌詞を見ながら聞きました。そしてようやく分かりました。シャ乱Qの歌にもありましたが、上京してからの、東京での一人暮らしを歌った作品です。日照り、交通、立地、騒音、買い物などの悪条件にうんざりして一大決心で引っ越しを敢行したら、待っていたのは、うるさい大家、わめきちらす近所の幼稚園児、トイレの水止まらない、カルキきつくて刺激の多いシャワー……、といった実は悲惨な状況を明るく前向きにB型血液人間風にポジティブシンキングするわけです。このあたりが実に素敵です。一人暮らしをこの春から始めた人にとっては、こんな勇気づけられる歌はないと思います。適当にギャグをかましていますが、笑いながらも明日からも頑張れ!と応援したくなります。松本零士の傑作「大四畳半」シリーズの女性版? (Oo Records 、OODOー5027、1020円)

「セロリ」SMAP

 SMAPの草なぎ剛(くさなぎ・つよし)=注・「なぎ」の漢字がワタクシのMacの漢字辞書にありません。「弓」(ゆみへん)に、つくりの方が「前」の下に「刀」という実に 非常に難しい漢字です。申し訳ありません=クンの主演している関西テレビ系ドラマ「いいひと。」は最近のテレビドラマの中ではユニークで非常におもしろい。原作は漫画で、根っからの善人で、いつも損ばかりしているように見えるけれど、彼の行為によって結果的に、彼も彼を取り巻く人々もみんな幸せになってしまう、というほのぼのストーリー(おおざっぱなまとめかただけど)。なんだか人情なんて言葉も吹っ飛んでしまうほど、せせこましい世の中だけど、基本的に多くの人の心には「いいひと」のように、困っている他人のことをだまって見過ごしておけない気持ちがあるのではないかな。「余計なお世話」と断わる人も多くてうかつに「いいひと」になろうものなら、なんだか双方ともに逆に嫌な気持ちになってしまうこともままありますなあ。そんな時代だからこそ、草なぎクン演じる「いいひと」のように「そうですか、でも…」とあくまでも手を差し出す気持ちをやめない真の善人が必要とされるように感じるのです。まあ、世の中、こんな善人だらけなら、きっと住みよい社会になっているんだと思いますが、そうじゃないところに、このテレビドラマの存在価値があるんだと思います。

 「セロリ」は、この「いいひと。」のテーマソング曲になっていて、ドラマに特別に合わせたのだろうか実にぴったし。歌詞の「君のことが単純に好き」なのだけど、必死あるいは、しゃにむにならず「やれるだけ頑張ってみよう」というどこか力がすっと抜けている感じがぴったし。主人公、北野優二役のくさなぎクンは、この根っからの善人をひょっとして地でやっているのでは、と思えるほどの好演ぶり。「いいひと。」が今年の流行になってくれたら、世の中の動きがちょっと変わるような気がするんですよ。(ビクターエンタテインメント、 VIDL-30020、1020円)

「MICHAEL」オリジナル・サウンドトラック


 この5月に公開されるジョン・トラボルタが天使になる映画「マイケル」のサントラ。アメリカアイオワ州に大天使が現われたといううわさが流れたことから始まる。トラボルタ扮する「マイケル」と名乗る(大天使ミカエルの英語読みは確かマイケルだ)天使は、たばこ、女の子、ロックンロール、ブルース、カントリー大好きで、無精で下品なジョークが得意で、どんな食べ物にも砂糖をかけてしまうほどの甘いもの好き。もう完璧に設定からしてぶっ飛びものなんですが(しっかり某教会からも公開時にクレームがついたそう)、個性派俳優によって繰り広げられるロマンティック・コメディー。スコアを手がけたランディ・ニューマンも女性シンガー、ヴァレリー・カーターと共にオープニング・ナンバー「HEAVEN IS MY HOME」を歌っています。カントリー、ソウル、ロックの名曲がわんさか出てきてひょっとして、銀幕に向かってあなたも一緒に歌い出すかもしれません 。このアルバムには、イーグルスのドラマー&ヴォーカリスト、ドン・ヘイリーが、この映画のために再録音した「君のその手で THROUGH YOUR HANDS 」を聞かせたり、カントリー界の多御所ウイリーネルソンの「WHAT A WONDERFUL WORLD 」なども出てきます。単なるコメディーじゃなくて(実はコメディー映画僕は大好き)、音楽ファンにも必見の映画なのかもしれません。(FUNHOUSE、FHCV-1001、2548円)

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