CD NEWS 1997年01月05日

Mizunokuni mako-rin's CD NEWS

WE NEED GOOD SOUND!

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更新日 2007-11-15 | 作成日 2007-09-20

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1997年01月05日号

リンクの重要性に」気づく

・CD NEWSは、単に新譜の紹介にとどまらず、積極的に利用してほしいと、リンクを充実させてきた。これは現在も方針を変えていない。CD NEWSERに使いやすいリンクを、リンク先の選定とともに日々更新している。

 す『I'm』のコーナーって懐かしいなあ。Macの好きな人ならにんまりしてしまうコーナーでした。

<1997年01月05日の反省>
 <3333人アクセス記念プレゼント>の当選者は、びわ町の松田さんです。おめでとうございます。そのうちプレゼントを届けますのでお待ちください。▽さて、1997年の一番手を飾る水の国CD NEWSですが、リンクを拡充し、新たに「I'm…」のコーナーまで作りました。自分でも、どこがどうなっているのやらよく分からない部分も整理しまして読者の方の混乱がたぶん少なくなったはずです。でもアップデートするファイルがどれだか、また混乱しております。何かリンク部分でつながらなかったり、「どうも変」というところがありましたらお知らせください。読者に頼るなんていい根性しているナと…、まっ、このあたりがCD NEWSの魅力(^_^;;;)です。今年もコーナーの拡充をすすめて、より混乱と怒涛(どとう)の嵐吹きまくる「水の国」とすべく努力いたす所存でございますのでご声援くださいませませ▽リンク希望の方が増えて大変うれしいのですが、こういう事情ですので当方の整理整頓が済み次第取りかかりますので、すんませんが今しばらくお待ちください。

<今週の一句>雪降りて 小林幸子の 姿現われん(いや〜さすが赤白歌合戦、美川憲一も金かかってましたね。)

ムーンライダーズ武川のイージーリスニング……

永井宏とのコラボ作品に

「くじらのハート」武川雅寛


 1996年に20周年を迎えたムーンライダーズのメンバー、武川雅寛が、これまでだれも思いつかなかった「冬の湘南」(夏ならクワタくんとかカヤマくんとかだれもが考えるけどね)をテーマにまったく新しい形でイージーリスニング・ミュージックを作ったわけですね。不勉強にして湘南には行ったことがないのですが、こういう音楽聞きながら海辺をミゼット(昔のやつね、by DAIHATU)で走ればもう映画ができてしまいますなあ。ムーンライダーズっぽい音もあってなかなか素敵ですよ。別に湘南でなくとも恋人と車を走らせながら聞いているとちょっともの悲しい雰囲気が、逆に2人の間の距離を縮めてくれそう。武川自身が鎌倉の海のそばに住んでいます。凛とした厳しい「冬の海」を愛しているから、たぶんこういう心地良い楽曲が作れるんだと思います。ジャケットのビジュアル面は、葉山に「SUNLIGHT GALLERY」を持ち、日常生活に根差したアート活動をしている永井宏が担当。武川の10曲とともにコラボレート作品となっているわけです。(ファンハウス、FHCF-2345、3000円)

「Love Clock Works 001」girl meets love

 ぼくの好きなテクノ系ポップも年のはじめですのでぜひ紹介しておきましょう。うわさのHyper POP TECHINO UNITの登場、と徳間ジャパンのイチオシがこのgirl meets loveというユニット。ポップで、キュートで、スウィートで、ロマンティックで、胸キュンする、という売り込みですが、胸キュンはおいといてキュートで、スウィートで、ロマンティック関係は「○」ですね。なかなか古風な雰囲気のあるテクノポップで、なんだか懐かしい感じがして、胸キュン、あああ、これが胸キュンなのですね。じゃあ、ほとんど売り込み文句と同じじゃないですか。テクノ系と聞いただけで「ゲッ」と聞かなくなる人もいるんですが、これはなかなかポップスしていますよ。完全にはじけてますもん。ボーカルの「aki」の好きな色は「シルバー、ターコイズ、ブルー、イエロー、レインボー」というまさにそれっぽくてうれしいし、サウンドプロデューサーのT2yaの好きなアーティストがビートルズにならんでYMOを押さえているのもいいねえ(ストレート過ぎますが)。ダンスミュージックシーンあたりで火がつけば、97年はこのユニットが新しい波を作ってくれそうな予感がします。(徳間ジャパン・コミュニケーションズ、 TKCA-71081、3000円)


「Torch」今野登茂子

 「火把祭(ホウバーシェ)」という中国雲南省の少数民族が松明(たいまつ)の火を囲んで人々が手をつなぎながら踊ったあと、その炎からもらい火をして、それぞれの畑に行って虫払いする、という伝統行事があります。この行事を取材し影響を受けた今野の作った楽曲がタイトル曲にもなった「Torch〜大地と空が出逢う街から〜」。元プリンセスプリンセスのメンバーと何度も紹介しなくともいいように、彼女は、新しい道を灯し出してくれる「たいまつ」を見つけだしたようです。これは6曲入りのミニアルバムですが、今野のこれからの方向性を示しているようです。全体にアコースティックな楽曲が多く、年相応(たぶん)の大人の女性が歌う繊細で、透明感あふれるつくりになっています。ナチュラルが売りの方向も今後楽しみ。どっしり落ち着いたミニアルバムとなっています。「プリプリ」という過去のバンドの名前を持ち出さなくても、助走は成功したよう、次は本格的なアルバムを。(ファンハウス、FHDF-2339、2000円)


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