CD NEWS 1997年04月27日

Mizunokuni mako-rin's CD NEWS

WE NEED GOOD SOUND!

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更新日 2007-11-15 | 作成日 2007-09-20

1997年04月27日号

ペルー事件ありましたねえ

・音見本は、ようやくブロードバンドの時代になって実現しました

 かなり先見の明がありました、自分でほめる。

<1997年04月27日号の 反省>「価格表示はじめました。でもややこしい。なんだか中途半端な感じ、企業努力で20円くらいは吸収できないものでしょうか。雑誌の「CAR GRAPHIC」は値下げと表紙に書いてありまして、裏表紙(表4)を見ると確かに定価1000円(税込み)とこれまでより、なんと10円(!!)安くなりました。いいねえ。値上がり時代に値下がりっていうのはファンとしては応援したくなるじゃないですか、とはいえ、2冊も買うわけにいかないので、二弦社方面に向かっておじぎしておきました(ペコリ)▽花粉症問題、薬をもらって服用しているとけっこう調子がいいようです。そろそろピークも過ぎましたが、まだ、ひどい人はだまされたと思って医者へ行ってみてください。市販の薬でもなんとかなりますが、あれは結構高いですからね▽最近、海外からのメールが増えてさすがにインターネットの力にびっくりしております。日本国内にいる人はとりあえず近くのレコード店に走れば、ほぼリアルタイムでこの紹介した音が聞けるのでしょうが、海外のファンは簡単には聞けない。そこでお願い。海外のCDファンにもそうした機会がちょっとでも増えますように、レコード会社、アーティスト所属事務所の皆さん、どうかホームページで音見本がダウンロードできるよう充実をお願いいたします。

<今週の格言>無事解放 喜びの陰に ペルーの犠牲者(字あまり。3人の勇敢で尊い魂に)  
ナイアガラ 再発ものも もうすぐか (mako-rin詠める)

いつまでたっても同じ音(これは褒め言葉)少年ナイフ

江利チエミと チープ・トリックが融合し

「LOVE LOVE SHOW」THE YELLOW MONKEY

 「江利チエミとチープ・トリックが融合した、'97年型ザ・イエロー・モンキー」がこの12枚目のシングルのコンセプトのよう。世間の常識ってものからちょっとどころかずいぶんズレてしまったのに、もういつでも、何でも売れる状況を作ってしまいました。この4人組にとってはリリースしたら即ヒット、売れてしまう状況すら笑ってしまうものなんでしょう。「楽園」のようなシリアスな問題から一転し、今回はナンセンスソングとなりました。本当はナンセンスソングの方が難しいのですがね。雨や雷の効果音など遊び心あふれたセンスが、曲いっぱいに散りばめて実に楽しい。そしてナンセンスな歌なのに、じっくり歌詞を眺めると、シリアスな問題提起ともとれて実に悩みます。インストバージョンもあるので、これを聞くと音のおもしろさに酔いしれてしまうかも。カップリングの「NAI」もそう。幸せの中にいながら、じつにどうしようもないくらい不安になってしまう繊細な感情を歌う。しかも何もないカップルが主人公というのは 喜ばせてくれますねえ。からっぽの世界。 無から始まる苦悩、う〜む
 コンサート情報は、5月2、3の両日=名古屋市総合体育館レインボーホール▽7、8の両日=横浜アリーナ▽12、13の両日=大阪城ホール(ファンハウス、FHCF-1621、1020円)

※スケジュールは当時のもの。資料的価値から削除しません。

「IT'S A NEW FIND」少年ナイフ

 少年ナイフの音っていつまでたっても同じなんだけど、不思議に彼女らの曲は聞いてしまう。そんなにうまくない(失礼!)のに、そんなこと全く気にかけずなんであろうと聞かせてしまうこのパワーがすごいわ。全米とか南半球とかあっちこっち海外をぐるぐる回ってコンサートしているそうですが、外国の人々は本当のところ、どういうふうに受け止めているのか、ぶっちゃけた気持ち、感想を聞きたい、と思うのですよ。(ちょっと脱線するけれど、先日アメリカから「アン・ルイスのメールアドレス教えてちょうだい」っていう英文でしたためた訳のわからないメールが CD NEWSに到着しております。アン・ルイスさん、この欄をご覧でしたら、すんませんがメールアドレス教えてください。さあ、アン・ルイスさん以外の人お待たせしました)コード進行はほとんど一緒だし、このいつまでも変わらないところが良いのではないか、とひそかに思っています。もし、近所に少年ナイフファンの外国人がいる人はお手数ですが一度感想を聞いてみてください。タイトル曲はなかなかのものです。また、STEREOLABのTIM GANEによる「HOT CHOCOLATE」のリミックスものも、しつこさもここまでくれば一つの芸になる、という見本で実に良い味が出ています。おしの強さの勝利とでもいうのでしょうか。オリジナルより完璧にミックスものの方が出来がよいようです。(MCAビクター、MVCH-14001、1554円)


「Venus rouge」MANIA

 MANIAの6枚目のシングル。かなりハードなギター、かけぬけるデジタルサウンド。なかなかのヴォーカルとそろっているのですから、きっといずれヒットするとにらんでおります。キャッチフレーズにある「Beat on the POWER POPS」には嘘はない。抜群のドライヴ感あふれる楽曲になっています。また、タイトル曲は、テレビCMの'97MIZUNO<SUPER STAR>にも使われているのでたぶん、聞いたことのある人も多いはず。イントロのやさしげな雰囲気から圧倒するかのようなビート感に持っていくのは新しい手法。ギタリストの朝井泰生は、久松史奈やhitomiなどのライブでのサポートで知られています。当然MANIAとしてのライブも定評があり、1月の渋谷nest はsold out 、S月27日=名古屋ハートランド(問い合わせ電話/サンデーフォーク052ー320ー9100)▽30日=渋谷ON AIR WEST(ホットスタフ03ー5839ー9999)、いった具合にライブツアーが決まっています。カップリング「太陽のMISTAKE」はバーチャルな幻(キミ)がテーマ。変にデジタルサウンドとマッチしてしまう、新しい時代の子守歌か?(FOR LIFE、FLDF-1626、1020円)

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