CD NEWS 1996年12月29日

Mizunokuni mako-rin's CD NEWS

WE NEED GOOD SOUND!

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更新日 2007-11-15 | 作成日 2007-09-20

1996年12月29日号

96年の最後を飾るCD NEWS。

・モデルチェンジしつつ1997年に突入の巻。

 すごいねえ、チェンジやってしまうのがすごい。

<1996年の最後をかざる反省><3333人アクセス記念プレゼント>の当選者は次号で発表します▽年賀状作りでCD NEWSの発行が遅れました。久しぶりに月曜日に突入してしまいました。すんません▽さて、1997年の一番手を飾る水の国CD NEWSですが、リンクを拡充し、ちょっと工事中部分の補修工事を行うつもりです。時々、自分でも、どこがどうなっているのやらよく分からないので困ります。ましてや読者の方の混乱は…、まっ、このあたりがこのCD NEWSの魅力(^_^;;;)ですが、リンク関係のチェックをしてこんがらがっている部分の整理をする予定です。また、コーナーの拡充をすすめて、より混乱と怒涛の嵐の「水の国」とすべく努力いたす所存でございますのでご声援くださいませませ。

<今週の一句>年末年始の おすすめCDは 大滝詠一「カレンダー」(一句にもなんにもなってないでしょ。でも毎年このアルバムを年末年始にかけると夢と希望と野望が出てくるのです。あなたもどうぞ。)

ピチカートの「a message song」はアニメーションがかわいい

そんなこんなで96年は右から左へ過ぎていく。

「a message song」pizzicato five

 pizzicato fiveの年末を飾るシングルCDは「メッセージ・ソング」。NHK好きな人はすでに超長寿番組(5分ほどだけど)「みんなのうた」でオン・ジ・エアされているのでチェック済みと思います。12月から1月にかけて放送されるそうですので、未視聴の人はテレビのリモコン持ってブラウン管(液晶でも可)の前に走ってください。一日2回ほど放映されていますので運が良ければ楽しめます。ジャケットそのものがTRIADだらけですごいのですが、野宮さん、小西くんそれぞれも身にまとっているほどですから徹底したものです。おそらく小さなCDジャケットの中に世界で一番多くレーベル名が入ったシングルとして後世に語り継がれることでしょう。また、このCDはジャケット、CD、歌詞部分といった3つのデザインがトータルに工夫されていて、心づかいに対して「さすが pizzicato」、と感心します。お得な4曲入り(最後の一曲は「メッセージ・ソング」のinstrumentalですが)で、2曲目は、俵万智さんの歌詞による「銀ちゃんのラブレター」。この歌詞はとってもかわいくて、ロマンチックで聞き終えるとちょっと胸キューン(by YMO)ものです。そして3曲目は小西くん作詞作曲の「誰かが誰かに恋してる」。これもたぶん万智さんの影響大で、とてもかわいい歌仕上がっています。最近のピチカートものにはすっかりおなじみになった子どもたちの合唱が大変気持ちよく、新鮮な気分にさせてくれます。(日本コロムビア、CODA- 1093、1100円)

「SHINING THE HOLY ARK」ORIGINAL SOUNDTRACK

 最近は、パソコン方面ばかりに興味が移ってしまって、"ゲーム評論家"としての「まこりん」の姿を自分でもつい忘れてしまうきょうこのごろ。まあハードが64やらサターンやらプレステなんぞと、ぎょうさんありましてはっきり言ってややこしいのだ!! 業界でハード機器を統一し、ソフトそのもので戦ってくれないかな。なんだか不毛の戦いをしているようで金がいくらあっても足りないのだ。買うなら全部まとめて買いたいくらいだけど、旧石器時代のようなファミコンとか、スーファミもなかなか渋めのゲームがあって満更アカン、とは思えないのですね。実のところ「これこそやってみたい」、と心臓がドッキンコと高鳴るゲームがないわけで、クリスマスシーズンに何か出てくるか、とちょっとは期待したのですが、そんな自信を秘めたゲームは残念ながらお目にかかれませんでした。なにげなくCanonのショップで見つけたMacintosh「color classic」の中に入っていた「まきがめ」だっけ? そのような名前のゲームで、駒の絵を合わせて全部駒を無くすといった至極単純なゲームの方に心奪われました。RPGファンでドラクエ、FFなどを発売日に買い求めた情熱はしばらくなりをひそめておるのです。でも、久々に気になるのは、このアルバムの元ゲー(「元々のゲーム」という意味の勝手な略)サターンRPG「シャイニング・ザ・ホーリィアーク」。なぜかっていうと、このアルバムの出来が非常に良いから。ゲーム音楽でこれはと感じたのは「パンツアー・ドラグーン」(曲は東祥高)以来ですね。プログレッシブ・ロック丸だしなんですが、音を聞いているだけで、ぞぞぞっとしてきます。以前、ムーンライダーズの鈴木慶一さんにインタビューしたら、「ゲームの音楽は何度も繰り返して聞くものだから、子どもたちにとって良い音楽をつくって聞かせてあげなくっちゃ」と話していました。彼の作った「マザー」の音もそういえばなかなか良かったですよね。う〜ん、こうなりゃまず、サターンを買わねばなりませんかねえ。(ダブルオー、OOCO-26 、28 00円)


「KO MO MAI PARTY」マイク真木

 フォークが再びブームになろうとしています。1960〜70年代を知らない人たち、あるいは60年代にフォークギターを抱き、歌声をとどろかせていた若者の子どもたちが、新しいフォークブームの中心となりそうです。ところで日本のフォークの歴史上、マイク真木の存在は忘れられません。1966年に「バラが咲いた」の大ヒットで日本中の若者たちに、ギターを持つスタイルを植え付けた仕掛け人といっても過言ではないでしょう。ライフスタイルの提案という意味では、その後、アウトドアなどもいちはやく生活に取り入れるなど常に気になる存在であり続けました。現在は、ハワイに在住して、ラジオ番組のDJをしているとか。そのマイク真木の20年ぶりのシングル曲が、この「KO MO MAI PARTY」(ハワイの言葉で「come to my party」とか)。なんだか12月に入って高木のブーさんとかすっかりハワイづいてますが、やっぱハワイはいいですよね。で、カップリングはなんと、今や音楽の教科書にもドーンと掲載されている「バラが咲いた」。原題と同じでサブタイトルは何も入っておりませんが、もちろんアレンジが異なっています。どうやら1997年はフォークブーム再来の年となりそうで楽しみ楽しみ。マイク真木も1月下旬に久々にアルバムを出す予定。ンンン〜ということは、その後はフォークロック、日本語のロックの再見直しか? ワクワクしますなあ〜。ト、イウワケデ、1996年最後のCD NEWSはこれにておしまい。97年はさらに楽しいCD のあれこれをご紹介することをお約束して一足先に「はっぴいえんど」じゃなくて「HAPPY NEW YEAR 1997」(ファンハウス、FHDF-1602、1000円)





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