CD NEWS 1996年12月08日

Mizunokuni mako-rin's CD NEWS

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更新日 2010-01-01 | 作成日 2007-09-20

1996年12月08日号

CD EXTRAが結構おもしろいチェン。

・おまけのビデオクリップも結構楽しめます。

 これでトータル1000円は安い。

<1996年12月08日号の反省> 先週12月1日号で紹介したドリカムの「そうだよ」(Epicソニー、ESCB-1750、1000円)のCD EXTRAはこれまでのファンク・ザ・ピーナッツなどの延長線上にあり、これがなかなかたいした出来なのです。曲が始まると動き出すスライドショーは愛敬としても、ムービーなどはビデオクリップものをちゃんと「モンキーガール豪華客船の旅」「SWEET REVENGE」と2編も入っていてお得な感じがします。これ以外に「サプライズ」というコーナーもあるのですが、なんと年になんどかの特別な日だけ見られる映像が入っているとか。残念ながら僕が見た12月7日は普通の日らしくて、何も見られませんでした。これでトータル1000円は安いです。もっとも、パソコンを持たない人にとっては、見たくても見られないしかけで、たぶん、いらいらするんじゃないかな。ま、将来パソコンを手にした時にようやく謎が解けるわけですが。先行投資みたいなものですか▼先週の思わぬ雪にはびっくりしましたが「水の国」の天気は晴れです。車のタイヤをスノーラジアルに変更しました▼<3333人アクセス記念プレゼント>「"chotto"いいプレゼント」が当たる「3333人アクセス記念プレゼント」の要項は11月24日号の<反省>を見てね。応募方法は、電子メールで表題は「Present Hoshii」と書き、本文1行目に「3333人アクセス記念プレゼント希望」、住所、氏名、年齢、電話番号を明記してください。CD NEWSや「水の国」の感想を記入してもらえると、ちょっとうれしいかな。応募締め切り日を延長1996年12月14日午後11時59分とします。当選は1人だけです。実は応募が少なく今なら当たる確率が高いのです、抽選する楽しみが大事なので延長しました。お待ちしております。

<今週の一句>雪降りて キーボード打つ指 凍っちゃう(画面も凍ったりして)

X'masはブーさんのハワイアン。

王様の「幸せなクリスマス(戦争は終わった)」は名作です。もちろんオリジナルもいいけれど、王様のも、とってもいい。この「想像してごらん」もすごいいい、断然いい。

「想像してごらん」王様

 次から次へと直訳でロック大物ミュージシャンに果敢に挑んでいく、王様の姿を僕は非常にたのもしく思っています。単にコピーというのを超えて王様流の解釈がそれぞれあって、その解釈をめぐって僕らは楽しむことができるわけ。人によっては、自分の好きなアーティストを愚弄された、と怒る人がいるかもしれないけれど、もっと広い視野で王様の活動を見守ってみませんか。王様の手法は完璧に一つの芸になっていると思うのです。あのなんともいえない王様フェースでジョン・レノンになりきっている写真がホント素晴しいと思う。王様メーキャップをしているんだけど、まさにジョン・レノンそのものです。先に発売された泉谷しげるとのシングル「幸せなクリスマス」を含む計5曲。「想像してごらん」「精神遊び」「やきもち男」「幸せなクリスマス(戦争は終わった)」「愛」というタイトル。もちろんジョン・レノンファンならすぐに元のタイトルは「IMAGINE」「MIND GAMES」「JEALOUS GUY」「HAPPY XMAS (WAR IS OVER)」「LOVE」と気付くはず。王様いうところの「20年前の考古学的サウンド」をほぼ忠実に再現しているのも話題となるでしょう。王様のやろうとしている点で、もう一つ評価できるのは、彼の活動を通じて、こうした記憶にとどめておきたい素敵なミュージシャンたちを若い人たちに伝えることができる点。入口が王様で出口が彼が選んだロックアーティストっていう図式。出口と思ったのもつかの間、実はそのロックアーティストのオリジナルを聴く入口が待ち受けているのかもしれませんね。もちろん入口も出口も常に王様一筋で、いつまでも王様を愛するっていうのもいいと思う。いずれにしろ、こうしたパロディ精神を楽しむ雰囲気がもっと広がれば、この世はもっとのんびりすると思うのですが…。(ファンハウス、FHCF-2341、1800円)


「ハワイアン・クリスマス」高木ブー

 意外と思われるかもしれませんが、ドリフターズの高木ブー氏はれっきとしたミュージシャンなのであります。そもそも、ドリフターズのメンバー全員が元々はミュージシャンだった、と書いた方がわかりやすいのかもしれません。加藤茶がドラムスで他のメンバーの担当楽器がなんだか忘れてしまって今よ〜く思い出せないのですが、全員がなんらかの楽器を手にしていたようです。モノクロテレビの向こうに荒井注を含めた旧メンバーたちが音楽コントをやっていた姿が私の脳味噌の片隅で鮮烈に残っております。思い出しついでに書いておけば、コントの途中で、みんなリーダーの長さん(いかりや長介)の言うことをきかなくなってバラバラになりそうになった時、長さんが思わず「全員集合!」と声をかけ、喝を入れるというギャグがあったのですが、それが後日、TBS系「8時だよ!全員集合」という生放送(本番放送中に舞台が火事になったり、公開生放送として使用されたホール全体が20分以上も停電となっても暗いままの画面の向こうで懐中電灯の明りをたよりに必死でコントをやっていた伝説的なトンデモ番組)のタイトルになっていました。長い前ぶれになってしまいましたが、ブーちゃんはミュージシャンで、ハワイアン大好き人間なのであります。で、このアルバムにはドリフらしいギャグは一切ありません。ひたすらハワイアンのおもしろさを伝えようとするブー氏のひたむきな姿が見えます。「MELE KALIKIMAKA」「JINGLE BELLS」「WHITE CHRISTMAS」「LAST CHRISTMAS」「RUDOLPH,THE RED -NOSED REINDEER」「SANTA CLAUS IS COMIN' TO TOWN」の計6曲が収録。アルバムジャケットに鬼さんの格好した写真が見えますが、ドリフの片鱗が見えるのはそのくらい。それはそれで素敵。常夏のくに、ハワイのクリスマスって先週も書きましたが、この寒い日本で想像しながら聴いていると実に心温まるし一服の清涼剤にもポケットカイロにもなるんです。またブー氏の声はなかなか渋くてハワイアンにはピッタリ。このアルバムを企画した人の勝利ですな。アルバムを教えてくれたナイアガラMLに感謝。(ソニーレコード、SRCL-3727、1800円)


「Will」浅田祐介

 「Cinnamon-French-Toast」(フォーライフ、FLCF-3640、3000円)に続く浅田祐介のMAXI SINGLE。こちらは、全体にちょっと趣きを変えてかなりシリアスな内容となっている。「Will」のように歌詞そのものが哲学的だったり「Circus」のように人生に重ね合わせて象徴的だったりする。とても難しいけれど、じっくり歌詞と取り組めば、浅田ってなんて真面目で、自由で、いいやつなんだと感じてしまう。「road to you」のようにさりげなく僕らを励ましつつ、道の向こうでじっと待っていてくれそうな気がするし、この道の延長上で会えそうな気もして楽しみにさせてくれます。「road to you」はリミックスものを含めて3種類あって、この楽曲は僕も大変気にいりました。肩の力が抜けていて、それでいて深い、さりげなく深いものってなんだかジョン・レノンの歌詞にも似ていてアーティスト浅田の将来が楽しみです。(フォーライフ、FLCF-3668、1300円)





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